今昔モザイクアートプロジェクトを開始します
2023.12.18
(一社)新潟今昔写真は、(株)NEPPU JAPAN・(合)omusubi【※】と共同で今昔モザイクアートプロジェクトを開始します。
【※】2016年に経営コンサルティング業として創業、昨年3D-メディア事業をスタートし業容を拡大しています。(合)omusubiは2022年創業でWebサイト作成やWeb広告運用を手掛ける他、NFT(Non-Fungible Token=非代替性トークン)やメタバース等Web3.0に関する教育活動にも力を入れています。
家庭や企業の本棚・倉庫等に眠っているアルバムや写真・フィルム(以下、総称して「古写真」)は、場所を取るため遺品整理や移転・引越等の際に廃棄されがちです。一方で古写真には、撮影者や被写体の思い出・ストーリーがその裏側に隠されており、報道や歴史書等では取り上げられにくい市井の人の歴史、まちの歴史が刻まれています。電子データ化されていない古写真は、一度廃棄されるとその復元は著しく困難なため、これらのストーリー・歴史の消失に繋がりかねない状況です。
このプロジェクトでは、放っておけば廃棄されかねない古写真を一般から募集(目標3,000枚)すると共に、古写真の「今」の姿を撮影する市民参加型イベントを開催。集まった計6,000枚の写真を使って、一点物のモザイクアートを作成します。第1弾として「にいがた2km」周辺の古写真を収集、2キロをモチーフにした作品を制作します。
今回制作するモザイクアート唯一の原本は市内公共施設に寄贈、展示頂く一方、そのモザイクアートをNFT化(以下「モザイクアートNFT」)して一般消費者・企業向けに販売していきます。この過程を通じて、古写真とその背景ストーリーの散逸を防ぐと共に、一般の方々には自らの手でまちの歴史の一部を表現し、歴史の一部を担っていく感覚を体験して頂くことが可能です。
なお古写真提供者や市民参加型イベントへの参加者には、貢献に対するお礼としてメンバーシップNFT(後に制作するモザイクアートNFTとは別物)を配布予定です。モザイクアートNFT・メンバーシップNFTいずれも二次流通可能とし、購入や活動貢献の対価として入手したNFTを仮想通貨に換えて頂くことも可能となります。
また当プロジェクトを起点にして、「今昔コミュニティ」と称するコミュニティを組成・運営していきます。コミュニケーションツールDiscordを活用する予定で、当プロジェクトが発行する2種類のNFTがコミュニティへの参加チケットを兼ねており、保有者はコミュニティ内での意思決定に投票できる他、コミュニティ内での活発な議論によって「まち」「歴史」「古写真」といったキーワードを基に新たな事業や活動が生まれることを期待しています。
<プロジェクトの進め方>
【2023年12月~】
- ■市民や企業に眠る古写真(概ね20年以上前に撮影されたもの)を3,000枚収集。
- – プロジェクト第1弾の対象は、企業や商店・デパート、公共交通が集積する「にいがた2km」周辺を写した古写真とする。(第2弾として別エリアを対象としたプロジェクト組成の可能性を検討。)
- – 風景を写したもの、人が写り込んでいるスナップ写真、いずれでも可。
- – アルバムやバラ写真は事務局まで郵送or持ち込んで頂き、スキャン後に返却。(自らスキャンした画像ファイルをメールして頂いても可能。)
- – 写真収集に協力してくれた方には、お礼としてメンバーシップNFT(後に作成するモザイクアートNFTとは別物)をミントサイト経由で配布。
- ■3,000枚の古写真の「今」を撮影するイベントを定期開催。
- – 新潟市内の会場を起点に、古写真に写っている場所の「今」を撮影に行く。
- – 各々のスマートフォン、タブレット端末、デジタルカメラで撮影。撮影後、運営に写真を提出。
- – イベント参加者には、お礼としてメンバーシップNFTをミントサイト経由で配布。
- ■今昔コミュニティ組成、運営開始。
- – コミュニケーションツールDiscordを活用。
- – メンバーシップNFT・モザイクアートNFTが参加チケットの役割を担っており、コミュニティ内での意思決定の際の投票も可能。
【2024年夏】
- ■収集した計6,000枚(「昔」3,000枚、「今」3,000枚)の写真を素材に、モザイクアートを作成。
- – にいがた2kmの象徴をモチーフにする。
- – 唯一の実物は新潟市歴史博物館(みなとぴあ)に寄贈、掲示(予定)。
- ■ミントサイトにて、作成したモザイクアートのNFTを販売。(クラウドファンディングサイトや、自治体との協議によってはふるさと納税サイトでの販売も検討。)
<今昔モザイクアートプロジェクトWebサイト>